テッド・チャン 息吹
テッド・チャンの「息吹」。自分は本読むのが遅くて、これも読み始めたのが3月下旬頃なので2ヶ月近くかかってやっと読み終えた。
短編のうちほとんどがSF的な小道具を通して神の信仰心に関するものや自由意志の存在や価値を問う作品となっている。たぶん常日頃こんなこと考えてて、お得意のテーマなんだろう。
「不安は自由のめまい」は、パラレルワールドと通信できる話。パラレルワールドがあるということは自分が何を選択しようが別の選択をした世界があるので、じゃあ自分の選択には価値があるのかと考えてしまう。その問いかけに対して前向きな回答を提示して、短編には珍しくちゃんとハッピーエンドになってる。
「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」はAIのペットロボットにも自由意志を認めるべきかという話。AIの所有者(親のような立ち位置)たちは一人前だと認めて意思を尊重するかどうかで最後まで揺れ動く。ポケモンみたいな可愛いペットロボットを想像しながら読めたので、読んでて楽しかった。
ついでにテッド・チャン作品で言うと「地獄とは神の不在なり」が衝撃的過ぎて、いまだに自分の中で消化できてない。
信仰に見返りを求めるべきでないのだから神に見捨てられても文句は言えないでしょう、という理屈らしいけど本当になんの救いもない話。突然妻が天使に殺され、最後は神への信仰心を植え付けられてしまったせいで何不自由ない世界(ただし神がいない)で暮らすハメになってしまう主人公。神や天使の災害に対して、必死になんらかの意味を見出そうとする人間の神への一途な信仰と、それをまったく意に介さない天使たち(おそらく彼らは彼らの論理で動いている)の対比。そこには何か胸をギュッと締め付けられるものがある。
小籠包
夕飯にちょっと気合を入れて小籠包を作る
よく作るから手順は慣れたもので家族5人分で大体30個あればちょうどいい分量となりそのための皮を作るための小麦粉と水の分量は
強力粉100g+薄力粉40g + お湯70ml
これが基本。
ちょっとたくさんめに食べたいなと思ったら基本の分量に+10%とかする
小麦粉こねて寝かせている間に餡を仕込んで炊飯器もセットして、ちょうどご飯が炊ける頃に蒸し上がるタイミングを狙う
自分は料理に味以外にも手順を構築することに面白さを感じているのかもしれない
そういった意味では小籠包の手間の煩雑さはちょうど良い
未だに皮包むの失敗するけど
味はうまくて安上がりでGood
ドラえもん のび太の日本誕生を見た
ドラえもん のび太の日本誕生を見ました。
最初に見たのが小学生の低学年くらいだったと思う。あの時はそもそも土偶というものを知らなかったので、土偶のデザインがとにかく怖かった記憶がある。
最近のドラ映画の親子の絆を前面に出すのもいいけど、やっぱり昔のちょっと不思議な冒険をドキドキハラハラして見る方が自分は好きだな。
それにしてもギガゾンビさんは氷河期の原始時代の世界支配して、果たして嬉しいんだろうか?食糧生産も大変だろうに